ここなの研究所 本館 ➔
鬼滅の刃

黒死牟はなぜ鬼に?縁壱への嫉妬と永遠の剣技

#黒死牟 #継国縁壱 #上弦の壱 #伏線・理由・設定の謎

【結論】黒死牟が鬼になった真相・理由

上弦の壱・黒死牟(人間の頃の名は継国巌勝)が鬼になった最大の理由は、神の如き才能を持つ双子の弟「継国縁壱(つぎくによりいち)」に対する強烈な嫉妬と劣等感です。

また、鬼殺隊で「痣」を発現させた剣士たちが25歳までに次々と死んでいくのを目の当たりにし、自身にも死期が迫っていることに絶望しました。

お前を超えたかった…ただそれだけだったのだ…。

彼は剣技を極めるための「無限の時間」を欲し、侍としての誇りを捨てて鬼舞辻無惨の血を受け入れました。

最強を求めるあまり、人間としての全てを投げ打ってしまった哀しき剣士なのです。

作中の重要描写・登場回と戦闘の経緯

黒死牟の凄絶な過去は、コミックス20巻の無限城編(第174話〜第178話)における回想で克明に語られます。

戦国時代の武家の長男として生まれた彼は、忌み子として冷遇されていた弟を哀れんでいました。

  1. 第177話:幼少期、縁壱が初めて握った竹刀で指南役を打ち倒し、弟こそが真の天才であることを知って強烈な嫉妬が始まる。

  2. 第178話:大人になり、鬼に襲われたところを縁壱に命を救われ、全てを捨てて鬼殺隊に入る。

  3. 第178話:しかし縁壱の「日の呼吸」を使えず派生である「月の呼吸」を生み出し、痣の寿命から逃れるために無惨に服従して黒死牟となる。

彼は永遠の命を得て剣技を磨き続けましたが、弟には永遠に勝つことができませんでした。

裏設定・公式ファンブック情報・深掘り考察

黒死牟が使う「月の呼吸」は、縁壱の「日の呼吸」の派生であり、彼がどれだけ足掻いても決して「太陽(縁壱)」にはなれないという残酷なメタファーとなっています。

また、彼の顔にある六つの目が生じた経緯は原作で明言されていません。

ただし、剣技への執着が肉体まで異形化させた象徴と読むことはできます。

最終決戦で悲鳴嶼や実弥たちの猛攻を受けて窮地に陥った際、彼は首を再生させ異形の化け物へと変貌しました。

しかし、実弥の刀の水鏡に映った自身の醜悪な姿を見た瞬間、「私はこんな風になりたかったのか?」と自身の生き様に疑問を持ちます。

美しい侍を理想としていた彼にとって、化け物への変貌は自己否定そのものであり、精神が崩壊して敗北に繋がりました。

関連キャラクター・注目エピソード

黒死牟の存在は、自身の子孫である時透無一郎(継国家の末裔)の運命を大きく狂わせました。

彼は無限城で無一郎と対峙し、鬼になるよう勧誘しますが拒絶され、容赦無く真っ二つに斬り殺すという冷酷さを見せつけました。

しかし、黒死牟が死の間際に着物の中に忍ばせていたのは、幼い頃に縁壱に作ってやった「手作りの笛」でした。

彼が本当に欲しかったのは、最強の称号でも永遠の命でもなく、ただ弟と同じ景色を見たかっただけなのかもしれません。

強さの果てにある虚無を体現した、作中屈指の深みを持つ敵キャラクターです。

鬼滅の刃をさらに深く理解したい方へ

劇場版「鬼滅の刃」無限城編 完全理解ガイド

人物関係や物語の流れを整理した、作品理解のためのガイドです。

完全理解ガイドを見る →